後悔しないためにiPad(2019) と iPad Pro(2018) の違いは必ず知っておきましょう。
よく言われるのが、「どちらもできる事は基本的に同じなので格安で十分」という方がいますが実際のところはどうなんでしょうか。
性能的に考えればiPad Proのほうが満足度が高いことは明白ですが、違いを見てきましょう。
CPUなどの性能差(ベンチマーク)
タブレットにそこまでのCPU性能を求めている人も少ないと思いますが、両者のCPU性能は大きく異なっている。
▼具体的に比較するため両者の(Antutu)ベンチマークを取ってみた。(左がiPad Pro(2018)、右がiPad(2019))
スコアには、CPU(演算処理等)、GPU(3Dグラフィック)、MEM(RAM、ROMの速度等)、UX(全体的な快適さ)があります。
両者のスコアを比較すると、iPad Proがすべてを大きく上回っています。
その中でもCPU性能は2倍以上でマルチ性能が大幅に高く、GPU性能が4倍以上であることがわかる。
iPad(2019)をいじると少し引っ掛かりがあったり、動作の遅さが気になります。リフレッシュレートも120Hzと60Hzとの差があり快適さに影響してきます。
ディスプレイ性能差
この中で体感的によかったのは以下の3つです。
- ProMotionテクノロジー
iPad Pro(2018)のリフレッシュレートは120Hz、iPad(2019)は60Hzです。
実際に使用してみて120Hzと60Hzはどのくらい違いは驚くほどのものではないが、120Hzのほうが使っていて心地よいのは明白だ。
一番恩恵を受けるのは、Apple Pencilを主に使う人だろう。絵を描いたり、メモを取ったりするときには大きな違いを感じるだろう。
- フルラミネーションディスプレイ
液晶ディスプレイとカバーガラスの隙間が少ないことで、いくつかのメリットが得られる。
・隙間で生じる余分な光の反射を抑えることができる。
・Apple Pencilのペン先と画面とのズレがなくなり、操作感が向上する。
iPad(2019)の画面を見ていると、奥行き感というのは多少なりとも気になってしまいます。
- スリムベゼルのディスプレイ
iPad Pro 11 とiPad 10.2の本体サイズはほぼ同じですが、スリムベゼルのおかげでディスプレイの大きさは0.8インチ違います。
この差は小さく見えますが、実際に並べると結構違うなという印象でした。
▼本体サイズはほぼ同じ。
▼画面サイズを比較すると、0.8インチの差は大きく感じる。
▼iPad(2019)は、iPad Proと比べて液晶ディスプレイとカバーグラスとの隙間が大きいです。
価格差
価格比較をする際にわかりやすくするため、Wifiモデル/ストレージ64GBで考えてみます。
iPad(2019)には64GBモデルがないので、32GBと128GBから推定してみると
64GB:約38200円(税別)が妥当だと思われます。
iPad Pro(2018)は64GBで、89800円(税別)です。
ちなみに、整備済製品であれば、75800円(税別)です。
iPad(2019) | iPad Pro(2018) | iPad Pro(2018)整備済 | |
モデル/ストレージ | Wifiモデル/32GB~128GB | Wifiモデル/64GB | Wifiモデル/64GB |
価格(税別) | 34800~44800円 | 89800円 | 75800円 |
まとめ(結局どっちが良いのか)
興味本位でタブレットが欲しい、動画とかゲームもするかなという程度の方はiPad(2019)で十分だと思います。高性能なスマホを持っている方からすると、少し動作の重たさが気になるかもしれません。
Apple Pencilを長時間使ったり、仕事で運用したりする人や、高スペックなゲームをする人にはiPad Pro(2018)がおすすめです。2倍の価格を出す価値は大いになると思います。
もし迷っている人がいるなら、型落ちのiPad Proを選択するのもアリかもしれません。
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